試合中、子どもがボールを持って動いた瞬間に笛。「今の、何歩だったからトラベリング?」と迷うことがあります。
2026年のJBA競技規則で見ると、トラベリングは単純に足音を3回数えるルールではありません。ボールをいつコントロールしたかと、どちらがピボットフットになったかを見るのがポイントです。
また、トラベリングは相手との接触で起きるファウルではなく、ボールを持った選手の動きに関するバイオレーションです。
トラベリングは「ボールを持ったまま足を不当に動かす」バイオレーション
JBAの2026競技規則では、コート上でライブのボールを持ったまま、片足または両足を規則の範囲を超えて動かすことをトラベリングとしています。
観戦する親が最初に覚えるなら、「何歩?」より先に止まって受けたのか、動きながら受けたのかを分けると見やすくなります。
止まった状態でボールを持ったら、ピボットフットを見る
両足を床につけて立った状態でボールを受けた場合、片足を上げた時に、もう一方の足がピボットフットになります。
ピボットフットを軸にして向きを変えることはできますが、ドリブルを始める前にその足を床から離してはいけません。パスやシュートではピボットフットを上げることはできますが、再び足が床につく前にボールを手から離す必要があります。
「足が動いたら全部トラベリング」ではなく、軸足をどう使ったかを見ます。
動きながら受けた時は「0歩目」がある
動きながらボールをキャッチした時やドリブルを終えた時は、ボールをコントロールした瞬間の足の状態が重要です。
2026競技規則では、ボールをコントロールした時に片足が床についていれば、その足を「0歩目」とし、その後に最大2歩を使える考え方が示されています。
| 場面 | まず見ること |
|---|---|
| 止まってボールを受けた | どちらがピボットフットになったか |
| 動きながら受けた・ドリブルを終えた | いつボールをコントロールし、0歩目がどの足か |
そのため、外から見て足が3回接地したように見えても、最初の接地が0歩目なら直ちに「3歩だから違反」とは言えません。
ドリブルを始める時と、パス・シュートでは足の扱いが違う
ドリブルを始める場面では、規則で認められたピボットフットや足を床から離す前に、ボールを手から離す必要があります。
一方、パスやシュートでは、認められた範囲で足を上げた後、足が再び床につく前にボールを離せばよい場面があります。
観客席から「今足が浮いた!」だけで判断すると、ここを見落としやすくなります。
転んだ・滑っただけで必ずトラベリングになるわけではない
ボールを持った選手が床に倒れたり、勢いで滑ったりすること自体は、状況によっては違反ではありません。
ただし、ボールを持ったまま転がる、床から立ち上がろうとするなど、規則で認められない動きにつながればトラベリングになります。
この場面も「床に倒れた=即トラベリング」と一つの言葉で覚えない方が分かりやすいです。
ファウルとトラベリングは別のルール
トラベリングはバイオレーションなので、通常は相手チームのスローインで再開します。個人ファウルの回数には加算されません。
接触によるファウル、5回の個人ファウル、チームファウルについては、ミニバスのファウルルール2026で分けて整理しています。
試合時間、リング、ボール、3ポイントなど全体の2026ルールは、ミニバスのルール2026を確認してください。
観戦では「3歩!」と数えるより、ボールを持った瞬間を見る
トラベリングは、審判が選手のボールコントロールと足の動きを続けて見て判定します。
親がルールを知る目的は、観客席から判定を訂正することではありません。「今のプレーは、どの足が0歩目だったんだろう」「ピボットフットはどっちだった?」と試合を見る解像度を上げるために使います。
歩数だけで覚えず、ボールを持った瞬間と軸足を見る。これだけでも、トラベリングはかなり追いやすくなります。

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