ミニバスを観戦していると、『タイムアウトって何回取れる?』『今の得点のあと、なぜ片方のチームだけタイムアウトを取れたの?』と迷うことがあります。
2026年のJBA U12競技規則では、タイムアウトは45秒で、各クォーターに1回。各オーバータイムにも1回です。ただし、いつでも好きな瞬間に試合を止められるわけではありません。特に得点直後は、得点した側と得点された側で扱いが違います。
先に結論|45秒・各Q1回・使わなかった分は持ち越せない
| 確認したいこと | 2026年ミニバスの基本 |
|---|---|
| 時間 | 1回45秒 |
| 回数 | 各クォーターに1回 |
| オーバータイム | 各オーバータイムに1回 |
| 持ち越し | 使わなかった分を次のハーフやオーバータイムへ持ち越せない |
一般のバスケットボールのタイムアウト回数を知っている人ほど、ミニバスでも同じ数え方だと思いやすいところです。まずは各クォーター1回と分けて覚えると迷いにくくなります。
タイムアウトは「取れる時機」になったときに認められる
ヘッドコーチやファーストアシスタントコーチが請求しても、その瞬間にプレーを止めるわけではありません。競技規則で定められた『タイムアウトが認められる時機』になったときに認められます。
代表的なのは、ボールがデッドになりゲームクロックが止まったときです。ファウルやバイオレーションのあとなら、審判がテーブルオフィシャルズへ伝達を終えたところで両チームにタイムアウトの機会があります。
最後のフリースローが成功してボールがデッドになったときも、両チームが請求できます。
一方、スローインをする選手にボールが渡ったときや、最初のフリースローを打つ選手にボールが渡ったときには、そのタイムアウトの機会は終わります。
『試合が止まったか』だけでなく、『まだボールが再開する選手へ渡っていないか』まで見る。これが観戦時の分かりやすいポイントです。
相手に得点された直後は、得点されたチームが請求できる
得点直後は、両チームが同じ条件ではありません。
JBAの第18条では、相手チームがゴールで得点したとき、得点されたチームにタイムアウトの機会があります。たとえばAチームがシュートを決めた直後なら、Bチームはタイムアウトを請求できます。
反対に、Aチームは『自分たちが今得点したから』という理由だけで、その直後にタイムアウトを取れるわけではありません。
ベンチが試合の流れを切りたい場面を見ていると、この違いが『なぜ片方だけ?』につながりやすいところです。
第4Q残り2分以下は、得点後の時計の扱いにも注意する
2026年のミニバスでは、第4クォーターと各オーバータイムの残り2分以下でゴールが成功しても、通常の5人制にある『成功したゴールのあとにゲームクロックを止める』規定を適用しません。
そのため、得点したチームにタイムアウトは認められません。ただし、得点されたチームにタイムアウトや交代が認められるなど、競技規則で想定された理由で審判がゲームを中断した場合は別です。
会場設備の不具合や、ボールが遠くへ転がった、コート整備など、本来タイムアウト機会を作るためではない理由で試合が止まっただけでは、残り2分以下に新しいタイムアウト機会が生まれるわけではありません。
この残り2分の考え方は、前の記事で整理したミニバスの交代ルール2026ともつながっています。
タイムアウトを請求できるのは誰?
競技規則上、タイムアウトを請求できるのはヘッドコーチまたはファーストアシスタントコーチです。
選手や保護者が観客席から『タイム!』と言って試合を止められるものではありません。ヘッドコーチまたはファーストアシスタントコーチが、スコアラーズテーブルから見えるように定められたシグナルで請求します。
タイムアウトは、審判が笛を吹いてタイムアウトのシグナルを示したときに始まり、審判が再び笛を吹いて両チームをコートへ招き入れたときに終わります。
「TO担当」と「タイムアウトのTO」は文脈を分ける
ミニバスでは『TO』という言葉が別の意味でも出てきます。
試合運営で『次の試合はTO担当です』と言われた場合のTOは、通常Table Officials(テーブルオフィシャルズ)のことです。スコアやゲームクロック、ショットクロックなどを扱う係を指します。
一方、資料や会話によってはTime-outを略してTOと書くこともあります。言葉だけで判断せず、試合運営の担当の話なのか、チームが取るタイムアウトの話なのかを文脈で分けると混乱しません。
保護者が担当するテーブルオフィシャルズについては、ミニバスのTOとは?初めて担当する親が試合前に知っておきたいことで別に整理しています。
観戦中に迷いやすい4つの場面
ファウルで笛が鳴った
ゲームクロックが止まり、審判のTOへの伝達が終われば、両チームにタイムアウトの機会があります。ファウルの基本はミニバスのファウルルール2026で確認できます。
相手にシュートを決められた
得点されたチームはタイムアウトを請求できます。得点したチームは、自分たちの得点だけを理由にその直後のタイムアウトを取ることはできません。
スローインする選手へボールが渡った
タイムアウトが認められる時機は終了しています。『ベンチが請求していたのに取れなかった』ように見える場面では、請求と再開のタイミングを見る必要があります。
前のクォーターでタイムアウトを使わなかった
使わなかった分を次のハーフやオーバータイムへ持ち越すことはできません。『前に使っていないから次は2回』にはなりません。
大会要項も最後に確認する
JBAは2026年のミニバスケットボール競技規則を公開しており、原則としてこの規則が基準です。一方で、JBAへ申請・承認された競技会では競技規則外運用細則を採用する場合があります。
実際の大会では、主催者が公開する大会要項もあわせて確認してください。交流大会などでは独自の競技時間やタイムアウト運用が定められていることもあります。
回数だけでなく「どちらのチームに今、機会があるか」を見る
ミニバスのタイムアウトは、45秒・各クォーター1回という数字だけなら覚えやすいルールです。
ただ、試合を見るときに本当に迷いやすいのは『今取れるのはどちらのチーム?』という場面です。ボールがデッドで時計が止まったのか、相手に得点された直後なのか、すでにスローインの選手へボールが渡ったのかを順番に見ると理解しやすくなります。
試合時間、ボール、リングなど2026年の全体ルールは、ミニバスのルール2026にまとめています。

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