チームファウルが5回を超えているのに、オフェンスファウルで相手にフリースローが与えられなかった。なぜ?
ミニバス観戦では、「チームファウルがたまったら、次のファウルは全部フリースロー」と覚えていると混乱する場面があります。
結論からいうと、チームコントロールファウル、いわゆるオフェンスファウルでは、チームファウルのペナルティシチュエーションでも通常はフリースローを与えず、相手チームのスローインで再開します。
| ファウルの場面 | 基本の罰則 |
|---|---|
| 守備側の通常パーソナルファウル・チームファウル罰則前 | 相手ボールのスローイン |
| 守備側の通常パーソナルファウル・チームファウル罰則中 | 原則2本のフリースロー |
| 攻撃側のチームコントロールファウル | 相手ボールのスローイン |
| シュート中の守備側ファウル | 成功なら得点+1本、不成功ならショット価値分のFT |
| テクニカル・アンスポ等 | それぞれ固有の罰則 |
チームファウル5回後でも「全部FT」ではない
JBAの競技規則では、1チームにクォーター4個のチームファウルが記録されたあと、チームファウルのペナルティシチュエーションになります。
その状態で守備側が、ショット動作中ではない相手選手に通常のパーソナルファウルをすると、相手に2本のフリースローが与えられます。
ただし、JBAのルールテストでも明記されているように、チームコントロールファウルはこの罰則の例外です。
チームコントロールファウルとは?
チームがボールをコントロールしているときに、そのチームの選手が相手へパーソナルファウルをするケースです。
観戦でよく見るのは、
- ドリブラーが守備選手へ突っ込んでチャージング
- ボールを持っていない攻撃側選手のイリーガルスクリーン
- 攻撃側が相手を押してスペースを作る
といった場面です。
チャージングは代表的なオフェンスファウル
ドリブラーが、リーガルな守備位置を先に取ったディフェンスへ不当に接触すると、チャージングが宣せられることがあります。
この場合、攻撃側チームがボールをコントロールしているため、通常は相手チームのスローインで再開します。
チャージングとブロッキングの違いは、ミニバスのチャージングとブロッキングの違いは?ノーチャージ半円も2026規則で整理で詳しくまとめています。
チームファウルには数えるの?
オフェンスファウルも、選手に記録されるパーソナルファウルであればチームファウル数には加算されます。
ただし、数には入ることと、その場面でフリースローになることは別です。
ここが観戦で最も混乱しやすいポイントです。
「5個目」と「5個を超えた後」も分けて見る
チームファウルのペナルティシチュエーションは、クォーターで4個のチームファウルが記録されたあとです。
保護者席では「5個目からボーナス」と覚えても大きく外れませんが、実際の判定では、ファウルの種類とその時点のチームファウル数を合わせて見ます。
シュート中のファウルは別ルール
攻撃側の選手がシュート動作中に守備側からファウルを受けた場合は、チームファウル数とは別にショットファウルの罰則が適用されます。
シュートが入れば得点を認めて追加1本、不成功なら通常のミニバスでは2本のフリースローが基本です。
バスケットカウントは、ミニバスのバスケットカウントとは?シュート中のファウルと追加フリースローを2026規則で整理で解説しています。
テクニカル・アンスポは別の罰則
「オフェンス側のファウル」というだけで、すべて同じ罰則になるわけではありません。
テクニカルファウル、アンスポーツマンライクファウル、ディスクォリファイングファウルには、それぞれ固有のフリースローや再開方法があります。
通常のパーソナルファウルによるチームコントロールファウルと分けて考えます。
イリーガルスクリーンでも同じ考え方になることがある
攻撃側がボールをコントロールしている間に、スクリーナーが不当な接触を起こしてパーソナルファウルを宣せられれば、チームコントロールファウルとして扱われます。
スクリーンの基本は、ミニバスのスクリーンは動いたら反則?イリーガルスクリーンを2026規則で整理も参考にしてください。
観戦するときは「誰がボールを持っていたか」を見る
- どちらのチームがボールをコントロールしていたか
- 攻撃側か守備側、どちらにファウルが宣せられたか
- シュート動作中だったか
- 通常のパーソナルファウルか、テクニカル・アンスポ等か
チームファウル数だけを見るより、この順番で確認すると「なぜFTがないの?」を理解しやすくなります。
ファウル全体の基本も確認しておく
個人ファウル5回、チームファウル、フリースローの基本は、ミニバスのファウルルール2026|5回でどうなる?チームファウルとフリースローを観戦目線ででまとめています。
まとめ|オフェンスファウルは「5回後でもFTなし」が基本
- チームファウル4個のあと、通常の守備側パーソナルファウルは原則2本のFT
- チームコントロールファウルはその罰則の例外
- チャージングや攻撃側のイリーガルスクリーンなどが代表例
- オフェンスファウルもチームファウル数には加算される
- 「数に入る」と「その場面でFTになる」は別
- シュートファウル、テクニカル、アンスポは別ルール
チームファウルがたまっていても、笛が鳴った瞬間に「2本だ」と決めず、まずどちらのチームがボールをコントロールしていたかを確認すると判定が分かりやすくなります。

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