ミニバスで、攻撃側と守備側の選手にほぼ同時にファウルが宣せられた。両方にファウルがついたら、フリースローはどうなるのでしょうか。
このような場面で条件を満たすと「ダブルファウル」になります。
結論からいうと、ダブルファウルでは両方の選手にファウルが記録されますが、原則としてどちらのチームにもフリースローは与えられません。
| 場面 | 基本の扱い |
|---|---|
| 相手同士がほぼ同時にパーソナルファウル | 条件を満たせばダブルファウル |
| ダブルファウル成立 | 両選手にファウルを記録 |
| フリースロー | 原則なし |
| どちらかがボールをコントロールしていた | そのチームのスローインで再開 |
| どちらもボールコントロールなし | ジャンプボールシチュエーション |
ダブルファウルとは?
JBA競技規則第35条では、両チームの2人の選手がほとんど同時に、互いにコンタクトを伴うファウルをした場合に、一定条件でダブルファウルとします。
単に「両チームにファウルが1つずつあった」だけでは、必ずダブルファウルになるわけではありません。
成立には4つのポイントがある
- 両方ともプレーヤーのファウルである
- 両方とも身体接触を伴う
- 対戦する2人のプレーヤー間で起きる
- 両方のファウルが規則上の同じカテゴリーに当てはまる
通常のパーソナルファウル同士なら分かりやすいですが、アンスポーツマンライクファウルやディスクォリファイングファウルが絡む場合は、ファウルのカテゴリーも確認されます。
両チームのチームファウル数が違っても成立する
保護者が混乱しやすいのが、「片方はチームファウル5個目だからフリースローでは?」という場面です。
JBAのルールテストでは、片方がクォーター2個目、もう片方が5個目でも、両方が同じカテゴリーのパーソナルファウルならダブルファウルになる例が示されています。
ダブルファウルとして処理される場合、チームファウル数の違いだけを理由にフリースローにはなりません。
両方の選手にファウルは記録される
「相殺だからファウルも消える」わけではありません。
ダブルファウルでも、それぞれの選手にファウルが記録されます。個人ファウル数や退場条件には影響します。
ミニバスのファウル全体は、ミニバスのファウルルール2026|5回でどうなる?チームファウルとフリースローを観戦目線でで整理しています。
どちらかがボールを持っていたら、そのチームのスローイン
ダブルファウルが起きたとき、一方のチームがボールをコントロールしていた、またはボールを与えられることになっていた場合は、そのチームのスローインでゲームを再開します。
ショットクロックも原則として継続扱いになります。
どちらもボールを持っていなければジャンプボールシチュエーション
どちらのチームもボールをコントロールしておらず、どちらにもボールが与えられることになっていなかった場合は、ジャンプボールシチュエーションになります。
ミニバスでは実際に毎回ジャンプボールをするのではなく、ポゼッションアローに従ってスローインします。
ミニバスのジャンプボールは最初だけ?ヘルドボールとポゼッションアローを2026規則で整理も参考にしてください。
シュートが入った瞬間のダブルファウルは?
ショットされたボールが空中にある間など、ダブルファウルと得点がほぼ同時に起こるケースがあります。
得点が認められる状況なら、得点された側のエンドラインから通常どおり再開します。ショット動作中にボール保持者本人と相手が互いにファウルした場合など、状況によって得点の扱いが変わるため、審判の判定を確認します。
アンスポと普通のファウルが同時なら?
普通のパーソナルファウルとアンスポーツマンライクファウルがほぼ同時に起きても、規則上のカテゴリーが異なるため、単純なダブルファウルとして処理しない場合があります。
アンスポについては、ミニバスのアンスポとは?フリースロー本数・スローイン・退場条件を2026規則で整理で確認してください。
オフェンスファウルの罰則とも分けて考える
チームコントロールファウルは通常フリースローなしで相手スローインですが、ダブルファウルは「両者のファウルを同時に処理する」別の規則です。
ミニバスのオフェンスファウルはチームファウル5回後でもフリースローなし?2026規則で整理と合わせると違いが分かりやすくなります。
観戦するときは4点を見る
- 本当に両者へほぼ同時にファウルが宣せられたか
- 両方とも身体接触を伴うか
- ファウルのカテゴリーがどう扱われたか
- 直前にどちらがボールをコントロールしていたか
まとめ|両方にファウル、でも原則FTなし
- ダブルファウルは両チームの2選手がほぼ同時に互いへファウルした場面
- 成立には身体接触やファウルカテゴリーなどの条件がある
- 両方の選手にファウルは記録される
- 原則としてフリースローは与えられない
- ボールコントロールがあればそのチームのスローイン
- どちらにもコントロールがなければジャンプボールシチュエーション

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